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【みんなの探究!マイプロジェクト】 「まるで抹茶」で気軽に茶会体験

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「まるで抹茶」で気軽に茶会体験

岩本さん 島根県立松江北高校3年

 島根県松江市は江戸時代から続く茶の湯の町です。作法を気にせず気軽にお茶を楽しむ文化が今も受け継がれていて、高校生になったら茶道部に入ると決めていました。
 しかし、ある時、自分がカフェインに弱い体質だとわかりました。昼以降に抹茶を飲むと寝付きが悪くなり、眠れなくなるのです。茶道部に入ることは諦めました。
 低カフェインの抹茶が販売されていますが、高額で誰もが気軽に手に取れるものではありません。生活や体質に合わせてカフェインをコントロールしたい人にとって、これは問題だと思いました。
 そこで抹茶からカフェインを抜くのではなく、お茶以外の緑の植物で抹茶を再現する試みを始めました。野菜や青汁の粉を使い、組み合わせや配合量を工夫しながら抹茶に近づけようとしましたが、一人ではなかなかうまくいきませんでした。
 地元のお茶の老舗を訪ねると、茶師十段という全国トップレベルのお茶の称号を持つ専門家が助けてくれました。その結果、桑の葉などに茶葉を加えることで抹茶のようなお茶を作ることに成功しました。
 ただ、茶葉を使う限りはカフェインはゼロにはなりません。そこで一切茶葉を使わない完全にノンカフェインの抹茶作りにも挑戦。専門家と30種類以上の素材で試した結果、99%のホウレンソウに1%のバニラを加えたものが、色、泡立ち、香り、味、すべてでほぼ抹茶に近くなることがわかりました。
 このお茶を「まるで抹茶」という商品名で販売しています。「まるで抹茶」を使った茶会を開き、多くの人が楽しんでくれました。こうした茶会に参加する人を増やし、茶の湯の文化を引き継いでいきたいです。