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【GOGO高校大学】 日本語も学べる「安心」の場所

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日本語も学べる「安心」の場所

東洋大学(東京都文京区)サークル「日本語教室SPIRIT」

 東洋大学(東京都文京区)のサークル「日本語教室SPIRIT」は、外国につながりがある人たちの学習支援をボランティアで行っています。約30人の学生が毎週木曜日の夜に集まり、参加者をサポート。幅広い世代の人たちの「安心して楽しめる場所」として交流が深まっています。
(朝日新聞社会部記者・原田悠自)

外国ルーツの幅広い世代支援

 「『飼う』は英語で言うと『take care of』。『室内』は『in the room』。わかるかな?」
 6月中旬の木曜日、東京都文京区にある東洋大学はくさんキャンパスの教室で、SPIRITに所属する文学部2年の中尾さん(20歳)が、東南アジアにルーツがある小学校低学年の女の子に語りかけていました。
 女の子は国語のドリルを広げ、「飼う」の説明に少し首をかしげています。そこで中尾さんが「英語の『have』と同じような意味だよ」と言い換えると、今度は「わかった」とうなずいて笑顔になりました。
 漢字を書く練習では、「食」「司」など、部首をパーツに分けて説明していました。女の子が書き終えると、「いいね! 完璧」。グータッチをして喜び合いました。
 中尾さんは、「適度に休憩をとり、学校での出来事なども聞くようにしています。同じ目線で寄り添うことを意識していて、少しでも日本の言葉に興味を持ってくれた時にやりがいを感じます」と話してくれました。
 この日、教室には小学生やその保護者に加えて、東洋大学に通う留学生も訪れていました。
 米国から来た男子留学生は、タブレット端末で日本語の表現を学んでいました。
 「『おととい』がわからない……」とつぶやく男子留学生に、SPIRITの女子学生たちは「yesterday(昨日)の、さらに前の日」とアドバイス。「『細かいお金』とは何ですか?」との質問には、「コインのこと。1円、10円、100円とか」と答えていました。

放課後気軽に、自由に過ごす

 サークル活動は、キャンパス周辺で暮らす外国につながりを持つ人たちと交流し、日本の文化や風土を学んでもらおうと2009年に始まりました。
 現在は、毎週木曜日の午後6時半から午後8時まで活動。SPIRITの代表を務める国際学部3年の山部らんさん(21歳)によると、学校の授業が終わった後でも児童・生徒に気軽に来てもらえるように、との思いが込められています。
 活動中は特に決まりを設けず、自由に過ごしてもらっているそうです。学校の宿題をやるもよし、習い事の課題に取り組むもよし。学生と折り紙やゲームで遊ぶ子どもたちや、それを見ながら学生と世間話をする保護者の姿もありました。
 山部さんは、「1時間半、おしゃべりをしながらアットホームな雰囲気になるよう心がけています」と話します。
 活動が終わる頃には、各学生が、その日に取り組んだことや参加した人たちの様子、次回の学習予定などをSPIRITのLINEグループで共有。全体でミーティングも開き、しっかり引き継ぎを行います。
 親の急な転勤で来日した子どもなど、言葉の壁によって日本での生活になじめない人は少なくありません。山部さんは「日本語教室ではありますが、来てくれる人たちには『楽しい場所』だと思ってほしい。心のよりどころとして、いつでも気兼ねなく足を運べる存在になれたらうれしいです」と話しています。