【1からわかる!年内入試】 先輩の助言
先輩の助言
総合型選抜や学校推薦型選抜で大学に合格し、今年の春に入学した朝中高の先輩読者に、対策方法や高校時代に取り組んだことなどについて聞きました。
自分の良さ生かせる総合型に
上治南凰さん・九州大学医学部保健学科1年(総合型選抜)
看護師の資格をとり、さらに助産師を目指しているという上治さん。母親が助産師。上治さんは幼いころに妹を亡くしました。このなかで「命に関わる仕事につくことができたら」と助産師の仕事を考えるようになったそうです。
最初は一般選抜で準備を進めていました。しかし、生徒会の副会長や修学旅行の実行委員長を務めたことや、探究活動に力を入れてきたことを評価してもらえたらと、高3の4月ぐらいから総合型選抜を考えました。
探究活動のテーマは「性教育」。全校生徒に性の不安に関してのアンケートをとったり、ほかの国の性教育の特徴などについてまとめたりしました。
1次選抜は調査書と志望理由書、2次選抜は小論文、面接、大学入学共通テストの成績で評価されます。共通テストの勉強をしつつ、面接対策では、過去の面接を参考に、キーワードになる言葉を30ほど選び、ノートにまとめました。
大学に進学する意味や自分の将来について考えたことが、大きな自信につながったそうです。総合型選抜について「自分の良さを生かせる絶好の機会になります。なにか強みがある人にはメリットが大きいと思う」と言います。
大学の同級生に、総合型選抜で入学した友だちがいます。「学業に対するモチベーションが高く、将来像を明確に持っている印象がある」と感じています。
新聞記事が進学先のヒントに
すかいさん(仮名)・東京理科大学理学部第一部応用化学科1年(学校推薦型選抜/指定校推薦)
当初は一般選抜での進学を考えていましたが、高3で塾を探して先生と面談をするなかで、学校推薦型選抜の指定校推薦を狙える成績であることがわかってきたそうです。
肌に負担が少ない化粧品を開発するにはどうしたらよいのか――。肌が強くない家族への思いが大学・学部を考えるきっかけになりました。
朝日中高生新聞も活用。ニュースと学習を結びつけて、どのような大学の学部・学科で学べるかを解説するコーナー「ニュースリンク学部100科」(4月から「ニュースを深掘り学部百科」)から、「応用化学科」という学科のことを知ったそうです。
以前から商品開発という仕事に関心がありました。「しかし一言で商品開発といっても幅が広いです。どんな学科で学ぶとよいのかがよく分からなかったですが、記事をきっかけに、応用化学科のある大学に進むという具体的な進学先が見えてきた」
すかいさんが対策に力を入れたひとつが「口頭試問」といわれる試験。試験官から学部や学科に関連する知識などが直接問われ、すぐに答えるテストです。学校の先生のアドバイスをもとに、高校の理科分野の教科書を何度も読み直して、化学の基礎などを固めていきました。
すかいさんは「『なにを学びたいか』を考えることが大事です。大学に入ってからも勉強は続きます」とアドバイスします。